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朝日12/31 14:49 ◇新世紀、人間関係希薄化の恐れ　ネット利用者アンケート◇

1.キイワード；インターネット
2.関係者；リサーチ会社ハイホー・マーケティングサービス（本社・東京）
3.概要；２１世紀の日本はグローバル化が進むけれど、人間関係が希薄になる――松下電器グループのリサーチ会社ハイホー・マーケティングサービス（本社・東京）はインターネットの利用者に「２１世紀の暮らし」についてアンケートを実施し、結果をまとめた。それによると、グローバル化や情報技術（ＩＴ）化でビジネスチャンスが高まるとの期待は強いものの、人間どうしのつながりは薄くなり、治安の悪化も進むとの見方が多く、子どもの教育についても不安視する人が多かった。アンケートは１１月末から１２月上旬にかけて松下のインターネット接続サービス「ハイホー」のホームページを通じて実施。１０代から６０代までの約５０００人が答えた。
　それによると、５７％が「グローバルで勝ち残るための厳しい競争社会になる」と回答。大企業よりベンチャーなどが経済をリードすると考える人が多く、３人に１人が「グローバルに活躍できるチャンスが増える」と前向きにとらえている。だが、ＩＴの発展が社会に与える影響については、「安心できる社会につながる」と考えているのは１０％にすぎず、４３％の人が「治安が悪化し社会が不安定になる」と予想している。また「地域のつながりが活発になる」（８％）より「人間関係が希薄になる」（５３％）のほうが圧倒的に多い。「期待すること」の項目でも、「ロボットの実用化」（１９％）や「バイオテクノロジー技術の発展」（３８％）より「いじめなど教育問題の解決」（６７％）や「福祉の充実」（同）など現実路線が目立った。[2000-12-31-14:49]