トップページに戻る
DBの部屋に戻る
毎日02/19 22:20 ＜合併＞ユジノールなど鉄鋼３社合意、世界最大のメーカーに＝替
　【ロンドン１９日松木健】合併交渉を進めていた仏鉄鋼最大手ユジノールとルクセンブルクのアルベド、スペインのアセラリアの３社は１９日、株式交換の形で合併に合意したと発表した。新会社の粗鋼生産量は年間約４６００万トンで、新日本製鉄や韓国の浦項総合製鉄を抜いて世界最大の鉄鋼メーカーになり、世界的な業界再編に拍車をかけることになりそうだ。
　ユジノールが２社を事実上、買収する形で、新社の出資比率はユジノールが５６・５％、アルベド２３・４％、アセラリア２０・１％になる。３社は、ステンレス鋼分野での統合計画を進めていたが、競争が激化している鉄鋼業界で生き残るには事業を全面的に統合して、規模のメリットを生かすべきだと判断したとみられる。
　合併後の新会社の粗鋼生産量は新日鉄の１・５〜１・６倍に達し、年間売上高は３０　０億ユーロ（約３兆１７００億円）。世界の粗鋼生産の５％程度を握る。鉄鋼業界では世界的な合従連衡が加速しているが、新たに世界のトップメーカーが誕生することで、日本メーカーも経営戦略の練り直しを迫られそうだ。
　ユジノールは今年１月、新日鉄と包括提携することで合意していた。
2001-02-19-22:20]