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毎日02/20 22:07 ＮＴＴ税引き後利益５０３０億
　ＮＴＴ持ち株会社は二十日、二〇〇一年三月期決算の税引き後利益を、当初予想の千八百六十億円から三千百七十億円（１７０・４％）増の五千三十億円に上方修正すると発表した。連結子会社であるＮＴＴドコモが公募増資を行ったため、持ち株会社に五千三百八十億円の特別利益が生じる見込みとなったためだ。
　九九年三月期に記録した六千二十六億九千万円に次ぐ、史上二番目の水準の税引き後利益となる。
　連結会計制度では、公募増資で連結子会社の自己資本が増加すると、親会社は所有する株比率に応じて、特別利益を得ることになっている。
　ＮＴＴドコモが約九千五百億円の公募増資を行ったため、ドコモ株の６７・１％を保有するＮＴＴ持ち株会社に特別利益が生じることになった。
　企業の通常の経営活動から得られる経常利益の見通しは七千四百七十億円、売上高の見通しは十一兆三千二百三十億円で、いずれも当初予想と変わらない。また、昨年三月期決算は、六百七十八億千百万円の税引き後赤字だった。
[2001-02-20-22:07]