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毎日02/21 03:03 ナノテク活用ベンチャー投資のファンド設立へ
　三菱商事は二十日、ナノ・メートル（百万分の一ミリ・メートル）という原子・分子レベルの超微細技術を活用するベンチャー企業に投資するファンド「ナノテクパートナーズ」（仮称）を今春にも設立することを明らかにした。総額は最大一億ドル（約百十六億円）を計画しており、全額三菱商事グループが出資する。ナノテクは、ＩＴ（情報技術）や医療、環境などの幅広い分野で次世代技術として注目を浴びている。日本企業がナノテクに焦点を絞ったファンドを設立するのは初めて。
　具体的には、直径約百万分の一ミリ・メートルのサッカーボールに似た構造を持つ炭素分子「フラーレン」や、同約百万分の一ミリ・メートルの炭素の微細管で、電子機器素材に使われる「カーボン・ナノチューブ」といった物質を開発する。
[2001-02-21-03:03]