トップページに戻る
DBの部屋に戻る

毎日 02/22 03:00 ＜特報・高速ネット接続＞光ファイバーで月額１万円以下　ＮＴＴ
　ＮＴＴ東・西地域会社は２１日、光ファイバー網を使った一般家庭向け高速インターネット接続サービスについて、５月にも、現在の１０倍の速度に当たる最大毎秒１００メガビットの高速サービスを月額１万円以下で提供するなど、大規模な光サービス強化を図る方針を固めた。来月初めにも発表する。有線音楽放送最大手の有線ブロードネットワークスが３月から同１００メガビットをネット接続料込みで月額計５８００円で提供するのに対抗する。ブロードバンド時代を支える光ファーバーのサービス競争が本格化してきた。　ＮＴＴ東・西は昨年末、世界で初めて一般家庭向けの光接続サービスの提供に着手。基本メニューは月額１万３０００円、マンションなど集合住宅向けには１契約者当たり同３８００円で、速度はいずれも最大毎秒１０メガビット。しかし、有線が今月１４日、自前の光ファイバー回線を利用し、速度、料金ともにＮＴＴ東・西を上回るサービスを提示したことから、両社はサービス向上を迫られていた。
　新サービスは、現在の月額１万３０００円の基本メニューを１万円以下に引き下げるほか、新たに同１００メガビットの超高速サービスを加え、これも１万円以下で提供する計画。集合住宅向けには同１００メガビットのメニューを有線のサービス料金と同レベルの５０００〜６０００円程度で提供する。
　現在は東京都内と大阪市内の一部での試験提供だが、サービス強化と同時に本格サービスに切り換え、提供地域の拡大も前倒しで実施する。　【宇田川　恵】
2001-02-22-03:00]