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毎日03/20 23:25 ＜米１月貿易統計＞昨年９月に次ぐ大幅赤字の３３２億６千万ドル
　【ワシントン２０日逸見義行】米商務省が２０日発表したモノとサービスを含めた１月の貿易統計（国際収ベース）で、貿易赤字（季節調整済み）は前月比０・２％増の３　３２億６２００万ドルだった。これは昨年９月に次ぐ過去２番目の高水準。対中赤字は急増して対日赤字を大きく上回り、史上初めて年間で対中赤字が対日赤字を上回った昨年の傾向が一層強まっていることを示した。
　１月の輸出は同比０・５％増の８９６億５０００万ドルで、昨年８月以来、５カ月ぶりに増加に転じた。輸入は同比０・４％増の１２２９億１２００万ドルで、昨年９月以来、４カ月ぶりに増加に転じた。輸出入とも増加したのは、米経済が昨年末に急減速した後、１月は減速のペースが一服したことを反映したもの。
　地域別では、対日赤字が同比３・１％減の５８億７１００万ドル。日米両国の景気減速の影響を受けて、輸出が同比１１・８％減の５２億７２００万ドル、輸入が同比７・４％減の１１１億４４００万ドルといずれも急減した。対中赤字は、クツや衣料品の輸入急増を受けて、同比１９・３％増の７２億３１００万ドルと急拡大した。輸出が同比２５・２％減の１１億８８００万ドルに急減したのに対し、輸入は同比１０・１％増の８４億１９００万ドルに急増した。
　米経済が減速しているにもかかわらず、対中赤字が急増したことで、米国にとっての貿易摩擦の焦点が中国にシフトすることが明確になってきた。[2001-03-20-23:25]