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毎日03/28 19:25 ＜イネゲノム＞１番染色体の塩基配列解読　農水省研究所など
　イネの１２本ある染色体の中で最も長い１番染色体の全塩基配列をほぼ解読した、と農水省農業生物資源研究所（茨城県つくば市）などのグループが２８日、発表した。１番染色体には約７０００個の遺伝子が存在すると推定されるという。これには病害への抵抗性に関係する遺伝子も含まれており、今後、各遺伝子の機能解明を進める。
　発表によると、１番染色体には約４６００万対の塩基が配列され、そのうち遺伝情報を担う遺伝子として意味のある配列は約７０００あると推定されている。
　同研究所の佐々木卓治・分子遺伝部上席研究官は「１２本の染色体全体の遺伝子数は３万〜４万個と予測されていたので、１番染色体だけで約７０００個というのは予測の２倍以上になる。染色体により遺伝子の存在に偏りがあるのかもしれない」と話している。
　解読結果は同研究所のホームページ（ｈｔｔｐ：／／ｓｓ．ａｂｒ．ａｆｆｒｃ．ｇ　ｏ．ｊｐ）で公開されている。　【中山　信】[2001-03-28-19:25]