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毎日03/30 21:30 ＜ごみ焼却場＞放射性物質含む廃棄物持ち込まれ、一時閉鎖　仙台
　３０日午前１０時半ごろ、仙台市若林区の市営ごみ焼却場「今泉工場」（小平光一工場長）に放射性物質が含まれた家庭用健康器具とみられる廃棄物が持ち込まれ、同工場は同日午後１時２０分まで閉鎖し、作業員十数人を工場内の管理棟に避難させた。
　文部科学省や宮城県によると、廃棄物は、温泉と同様の効用を持つ水をつくる家庭用健康器具と見られる。県の測定では、同器具を１４０時間持ち続けると、自然界で１年間に浴びる放射線量に当たる７・１マイクロシーベルトのガンマ線を浴びることになるという。県の測定の結果「特に人体に影響はない」と判断したため、約３時間で閉鎖を解除した。
　工場によると、この器具は工場内の不燃物置き場に置かれていた。運搬業者が同日午前９時５０分ごろ、同市宮城野区の廃棄物中間処分場に搬送した際、処分場の放射線測定器が反応して搬入が拒否されたため、工場に戻された。　【高山　祐】[2001-03-30-21:30]