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毎日04/02 23:13 支援戦闘機Ｆ２、今度は異常振動
　開発段階から再三トラブルがあり、昨年九月にようやく量産体制に入った航空自衛隊の新支援戦闘機Ｆ２一機に、今度は同型他機にない異常振動が見つかり、防衛庁は二日、昨年度末の納期を当面白紙にし、製造元の三菱重工業（東京）とともに原因分析を進めることにした。
　先月中旬、愛知県の同社施設で空自パイロットが地上試験中、エンジンを始動した状態で補助翼を動かすと、大きな振動を感じた。同社は「当社のテストパイロットは異常を感じなかったが、念のため原因調査することにした」と話している。
　Ｆ２は、一九八八年に日米共同開発が開始されたハイテク機種（一機約百十七億円）だが、試験過程で複数の不具合や欠陥が見つかり、一昨年三月に予定していた開発完了めどが計三回、一年三か月も延期された経緯がある。これまでに計十八機が青森・三沢基地などに配備されている。[2001-04-02-23:13]