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毎日04/28 11:40 ＜マウス・ゲノム＞解読結果の概要を発表　米セレラ社
　【ワシントン２７日斗ケ沢秀俊】人間の全遺伝情報（ヒトゲノム）の解読で知られる米セレラ・ジェノミクス社は２７日、マウス・ゲノムの解読結果の概要を発表した。ヒトに匹敵する約２６億の塩基対が含まれていたという。データは有料で提供される。
　同社は２月にマウス・ゲノムの塩基配列を世界で初めて解読したと発表した。その後、配列を元通りに並びかえる作業に入り、２カ月で完了した。調べたマウスは３系統で、一つの塩基の違いで個体差の原因となる「スニップ」（ＳＮＰ）が約２５０万個見つかった。今後、配列のどの部分が遺伝子として機能しているかなどを、詳しく調べるという。
　同社は「スニップの解明は、人間の病気をモデル化したマウスの開発、研究に重要な進歩をもたらす」と指摘している。[2001-04-28-11:40]