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読売12/29 00:01 日本学術会議がセレラ社のヒトゲノム一部公開に抗議

1.キイワード；ヒトゲノム
2.関係者；学術会議
3.概要；日本学術会議（吉川弘之会長）は二十八日、人間の全遺伝情報（ヒトゲノム）の解読を進めてきた米セレラ・ジェノミクス社が、解読データを国際協力で作られる遺伝情報のデータベースに登録しないことに対し抗議の方針を明らかにした。同社の部分公開の方針を受け入れ解析結果の論文掲載を了承した米科学誌「サイエンス」に同日、再考を促す書簡を送った。同社は、解読データ全体について商業利用しないことなどを条件に使用を認めたが、国際的なデータベースへの参加は拒否。これに対し同会議は、解析結果だけを学術雑誌が掲載すれば、生物学の発展に深刻な脅威と批判している。同社の方針に対しては既に、日本ＤＮＡデータバンク（ＤＤＢＪ）などから抗議が表明されている。[2000-12-29-00:01]