トップページに戻る
DBの部屋に戻る

読売01/03 21:34 携帯売り切り制で需要拡大２２兆円

１．キイワード；規制緩和

２．関係者；総務庁

３．概要；総務庁が三日までにまとめた政府の規制緩和策による需要拡大とコスト削減に関する経済効果の分析結果によると、九四年四月の携帯電話の売り切り制導入によって、昨年度までの六年間で二十二兆五千億円の需要が拡大したとしている。電気通信分野ではこのほか、新電電の新規参入などによる競争の本格化が通話回数の増加につながり、八九年以降の十一年間で六兆二千億円の需要拡大効果を生んだと分析した。流通分野では、大規模小売店舗法の改正などにより、郊外への大型スーパーの出店が進み、購買意欲を高めたと分析。大規模小売店舗の届け出件数の伸びと、一店舗当たりの平均売上高に基づく推計で、九七年には八兆五千億円売り上げを伸ばしたと見ている。電気事業分野では、九五年の電気事業法改正で、競争入札を通じた電力の卸売りが自由化された。電力各社が卸売価格引き下げの経営努力を重ね、主要電力十社で、その実績は、九六年以降の三年間で計一兆六千億円と推計している。[2001-01-03-21:34]