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読売 03/02 12:39 北朝鮮ノドン１００基配備、噴射実験も…韓国紙
　【ソウル２日＝白川義和】韓国紙「朝鮮日報」は二日、北朝鮮が一九九八年以降、ノドン・ミサイル（射程千三百キロ）約百基を生産、配備したほか、テポドン２号（同三千五百〜六千キロ）のエンジン噴射試験を三、四回行ったと報じた。
　韓国政府筋の話として報じたもので、ノドン・ミサイルのうち約二十基は、中国との国境から約二十キロにある北朝鮮北部・両江道ヨンジョドンの地下ミサイル基地に配備されているという。また、咸鏡南道と慈江道にもそれぞれ、ノドンとテポドン用の地下ミサイル基地を建設中で、工事の進ちょく状況は６０％から８０％としている。
　北朝鮮は九九年九月以降、「米国との協議が継続している間はミサイル発射は自制する」としてきたが、北朝鮮のミサイル開発や輸出中止をめぐる米朝協議は合意に達していない。[2001-03-02-12:39] 毎日03/02 14:40 ＜北朝鮮＞ノドン１号を１００基余り配備　韓国紙報道＝替
　【ソウル２日澤田克己】韓国の有力紙・朝鮮日報は２日、韓国政府筋の話として、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）が射程１０００キロを超える中距離弾道ミサイル「ノドン１号」をこの２年間で倍増させ、計１００基余り配備したと伝えた。同紙はさらに、射程４０００〜６０００キロといわれる「テポドン２号」の開発も続いていると報じた。北朝鮮のミサイル開発は対米協議をめぐる交渉カードという側面が強いものの、ブッシュ米政権が反発する可能性が高く、今後の米朝ミサイル協議の行方が注目される。

　同筋によると、配備された１００余のうち、約２０発は中国国境近くの地下ミサイル基地に配備されたことが確認された。北朝鮮はまた、一昨年９月にミサイル発射凍結を表明した後にも、「テポドン２号」の開発を続けており、エンジン燃焼実験を同年１２月など３〜４回にわたって実施したという。

　北朝鮮外務省スポークスマンは先月下旬、米国のブッシュ政権の外交・安全保障チームが「強硬姿勢」を取っていることを問題視し、「われわれは前政権時に出したミサイル問題と関連した自らの提案に拘束されない」との談話を発表。米国の出方次第では、ミサイル発射の凍結は解除されうると警告した。

　ノドン１号については、在韓米軍司令官が昨年３月、米下院公聴会で北朝鮮が約１０　０基を保有していると証言していた。今回、韓国政府筋がこれを確認する発言をした背景には、最近の北朝鮮の強硬姿勢に神経をとがらせていることがあるようだ。
[2001-03-02-14:40]