トップページに戻る
DBの部屋に戻る

読売03/18 23:31 台湾第３原発「電力喪失」２時間
　【台北１８日＝河田卓司】台湾南部の屏東県にある台湾電力・第三原子力発電所で十八日未明、電気系統の故障などで発電所への電力供給が約二時間ストップする事故があった。事故発生時、二基の発電機は運転を停止しており、放射能漏れはなかったが、原発内の「電力喪失」状態が約二時間続いたのは異例で、台湾で原発が稼働して以来二十二年間で、最も深刻な事故となった。
　中央通信などによると、第三原発では前日十七日未明、同原発と高圧変電所を結ぶ電線が塩害でショートし、発電機が緊急停止した。発電所には外部電力が供給されていたが、十八日午前零時四十八分（日本時間同一時四十八分）ごろ、電気系統が故障。バックアップ用のディーゼル発電機も作動しなかったため、「電力喪失」状態となった。ディーゼル発電機は約二時間後に動き、電力は回復した。[2001-03-18-23:31]