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読売 03/31 08:35 米映画のテーマパーク「ＵＳＪ」がオープン
　米国映画の大型テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」（ＵＳＪ）が三十一日午前、大阪市此花区のベイエリアにオープンした。ユニバーサル・スタジオは米ロサンゼルスとフロリダにあるが、米国外への進出は初めて。年間八百万人の入場客を見込んでおり、「ハリウッド映画の世界を日本で体験したい」というファンの夢を実現するとともに、関西経済再生の起爆剤としての役割も期待されている。
　ＵＳＪは、甲子園球場の十四倍の五十四ヘクタールの敷地に、「ジョーズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など人気映画の特徴を生かした乗り物、映像、ショー形式のアトラクションが計十八あり、映画の舞台となった建物や街並みがセットで再現されている。
　大阪市が誘致し、六年越しの構想を実らせた。総事業費約千七百億円。運営会社は資本金四百億円の第三セクターで、大阪市が２５％の百億円を出資している。
　パーク前にはオープン当日朝、徹夜組も含め約五千人が行列を作り、予定を二十分早めて午前七時四十分にゲートが一斉に開かれた。人気アトラクションは九時前には早くも一時間以上の待ち時間に。十時現在の入場者数は約一万七千二百人。
　これに先立ちメーンゲート付近で行われた開幕セレモニーでは、ハリウッド俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんがフィルムを模した紙を巨大なカチンコでカットし、パークの“封切り”を宣言した。

[2001-03-31-08:35]