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読売04/14 23:21 都心オフィスビルの空室率、３か月ぶりに上昇
　賃貸ビル仲介の三鬼商事（東京）がまとめたオフィスビル市況によると、東京都心部にある主要オフィスビルの三月末の平均空室率は、前月末を０・１４ポイント上回る３・２１％となり、三か月ぶりに上昇した。空室率の上昇は、三月中に大型ビル九棟が相次いで完成した影響が大きいとみられる。
　需給均衡の目安とされる５％は下回っており、昨年七月以降、九か月続けて３％台を維持しているが、景気の低迷を反映して、立地などで好条件がそろった新築ビルでもテナントが埋まるまでに時間がかかるなど、好調な市況を支えてきたオフィスの拡張、移転の動きにやや陰りも見えるという。
　また、三月末の三・三平方メートルあたりの平均賃貸料は一万九千七百七円で、前月末とほぼ横ばいだった。
　調査は、千代田、中央、港、新宿、渋谷の五区にある二千四百七十八棟を対象に行われた。[2001-04-14-23:21]